いらないと思っていました、
女性だけを集めた研修なんて。
エナジースイッチさんには、女性活躍推進の取り組みのひとつとして、
『女性リーダー育成プログラム』をお願いしました。
実は、男女で差をつけるべきではない、
当社は性別関係なくチャンスは均等にありますし、制度も整っているので、
あとは本人の頑張り次第、というのが私の持論でした。
ですので、女性にフォーカスした研修が果たして本当に必要なのだろうか、
と当初は思っていました。
ですが実際には、性別について社会からの刷り込みに縛られている
という部分がどうしてもあることも感じていました。
ガラスの天井は自分で壊すこともできる。
だけど、天井があることに気づいていない・・
どう壊したらいいかが分からない、知らない・・という人もいます。
知っているか知らないかは大違いで、まずは知ってもらい、
そこから行動するかどうかは「自分で決める」ということをしてほしい。
そんな思いから、女性向けの研修を実施することにしました。
この研修の盛り上がりはこれまでとは違う、
今まで感じたことのない変化。
いざ、研修が始まったときは、 “懐疑的”な雰囲気が感じられました。
ところが、初日の午後にはすでにその雰囲気は変わっていました。
「船が来たら乗ってみる」というメッセージに対して自分なりに向き合い、
「こういうのもアリだな」、「やってみようかな」、「一歩踏み出してみたい」と、
気持ちが上がっていくのが手に取るように分かりました。
今回の盛り上がりはこれまでとはちょっと違う、今まで感じたことのない変化、
というのが率直な感想でした。
その様子を目の当たりにして、この研修を実施して、本当に良かったと、
とても満足しました。
トレーナーも素晴らしく、受講者の背中を絶妙に後押しする関わりが秀逸でした。
プログラムの最終日には、受講者の2倍の経営幹部がオブザーブするなか、
受講者が経営層へのプレゼンテーションをしたのですが、
その際のファシリテーションは、受講者自身もオブザーバーも、“自分ごと”になっていく、まさに全体を巻き込んだプログラムになりました。
一緒に課題を整理していくうちに、
“ありもの”のプログラムでは満足できなかった。
エナジースイッチさんは、“ありもののプログラム”がなく、最初は正直、それが不安でした。
でも、私たちのニーズを、とにかくひたすら聞いてくれて、
悩みごとや関心ごとに、とことん向き合い、一緒に整理してくれました。
そのうちに、“ありもののプログラム”では、そこからジャンプアップできない、
それでは満足できないように感じてきたのです。
最終的には、今回のプログラムはマインドに絞りましたが、
ここまでマインドにフォーカスして作り上げられた研修は他に見たことがなく、
それも、エナジースイッチさんからの提案の特徴でした。
研修を通して受講者が変化するには、自分が動かないと何も始まらないので、
やはりマインドが大事だと思っています。
スキルは後からついてくるし、他の人に助けてもらうこともできます。
研修には大満足ですが、まだまだ今は通過点です。
他に取り組みたいことはもっともっとたくさんあります。
エナジースイッチさんには、サポートではなく、これからも引っ張ってくれる関わりを
期待しています。
1999年入社。営業、営業支援を経て2008年より経営企画部門、2010年には経営企画課課長。2018年よりダイバーシティ推進の責任者、現在はダイバーシティ及びスマートワークの推進浸透に取組み中。
*役職は取材時のものです。